「・・・え・・・?」

先生は一言、女の人の名前をつぶやいた。

「和志っ」

か・・・和志ーーー!?先生に・・・呼び捨てーーー!?

つーか先生・・・知り合い・・なの・・?

「うん。久しぶりに一緒に帰ろうと思って・・・。あ、この方生徒さん?」

あ・・・ーーー私のことだーーっ

「・・ああ・・」

そう言って先生は私の方を少し見た。

「・・・」

彼・・・女かな・・やっぱ・・。

・・そうだよね・・。

「そ・・それじゃ先生・・また明日」

私は先生にそう告げた。

「ああ・・」

先生は冷静にそう言った。

陽子さんってひとはとてもきれいで・・髪の毛もサラサラなロングヘアで・・頭もよさそうで・・。

・・・あーあ・・ってかんじよ・・。

先生と一緒に帰るのは私だったのに・・さ・・。

先生はあの人のこと愛してるのかな・・。

私があんなに言ってやっと2番でつきあってもらってるのに・・。

あの人は一体どうやって先生につきあってもらったんだろう・・。




でも・・大好き、先生・・