だけど、願いは叶わなかった・・・
もっと最悪な状態・・・
隣には青矢君が寝ていた。

早「何で?どうして?」

頭が混乱してきた(汗)
もう何がなんだか・・・

青「よぉ。起きたか。何口パクパクさせてんだ?」

早「何で・・・ここに?」

声が出にくい。
混乱して言葉が出てこない。

青「一緒に寝ろって、お前の母さんが・・・」

早「お母さんが?」

青「ん。これから一緒の部屋らしい」

一緒って・・・勉強も、寝るのもって事だよね?
もうダメ・・・
今日は休みだし、散歩に行こう。

青「俺、下に降りてるから」

早「あっ、うん(気が利くじゃん)」

よし、今のうちに着替えて、下でご飯食べてから出かけよう。


ご飯を食べ、出かけようとした。
だけど、着替えが終わった青矢君が部屋から出てきて、捕まってしまった。

青「どこに?」

早「散歩・・・」

青「俺も行きたい。案内してくれない?」

早「う、うん」

青「ありがとう」

1人で行くつもりが、2人になってしまった。
どうしようか。
案内してって言われても・・・
まぁ、とりあえず・・・最初は家の近所とかを案内して、後は行きたい場所に連れて行けばいいか。

私は、青矢君にそこら辺を案内した。
青矢君は黙ってついて来る。

早「ねぇ、青矢君。行きたい場所とかないの?」

青「行きたい場所?」

早「うん」

青「・・・空が見える場所」

空が見える場所・・・
空広場・・・
私だけの場所だけど、空が好きな人の気持ちは分かる。
2人だけだったらいいかな・・・

早「分かった。行こう!」

私は青矢君を連れて、空広場へと向かった。

早「ここは、私が見つけた特別な場所で、私が勝手に空広場って名前付けたの。誰も知らないから言わないでね?2人だけの秘密だからねっ!」

青「分かった」

青矢君は頷いた。