私は、暇さえあればずっと空を眺めている。
空は、人の感情や表情を表しているようだ。

太陽が出ているときは、嬉しくて笑っている。
曇りのときは・・・まぁ、別に何でもない、普通だ。
雨のときは、悲しくて泣いている。
雷が鳴ったときは、ものすごく怒っている。

これは、私の勝手な想像だけど・・・
空も、人と同じように感情を出しているのかな?
って、私は思う。

雷「早那、一緒に帰らへん?」

早「あれ?もう放課後?」

雷「また空ばっかり見とったんやろ?」

早「うん(笑)」

雷「ほんまに好きやんなね~」

早「うん♪よし、帰ろっか」

雷「うん」

帰り道、雷と途中で別れ、私は空広場へ向かった。
今日も独り占め。
一番星が輝いている。

早「星さん・・・今日も楽しかったよ。星さんは何してたの?楽しかった?」

決して、頭がおかしくなったわけではないからね(笑)
たまにこうやって、星に話かける。
まぁ、独り言みたいな?
もちろん返事なんてない。
イヤ・・・あった方が怖いけど(笑)

早「少し暗くなってきたな。帰ろう」


家に着くと、お母さんとお父さんともう1人誰かいた。
よく見ると、今日転入してきた青矢君がいた。
(なんで?)

母「あっ、早那。紹介するわね。友達の子供の「知ってる。黒谷 青矢君。同じクラスよ」

母「あら、そうなの?」

早「なんでここにいるの?」

母「んー言いにくいけど、一緒に暮らす事になったの・・・早那の許婚としてね」

早「へぇ・・・えー!!許婚!?何言ってんの!?ありえない!」

父「お父さんは反対したんだぞぉ。可愛い娘に許婚なんて早す「もう、パパったら親バカなんだから(笑)」

父「親バカって・・・ママ」

早「もうダメ・・・」

頭が痛くなってきた私は、部屋に行き、ベッドに入って寝た。
そして、「これは夢だと」願った・・・