1月・2月・3月と月日は流れ、あっという間に3年生に進級していた。

先「授業を始める前に、みんなに紹介しよう。転入生の・・・」

青「黒谷 青矢(くろたに あおや)です」

女『キャー!カッコイイ!』

うるさいなぁ。
たかが男の転入生じゃん。
はい!
興味ありません(笑)

先「はい。うるさい女子はほっといてっと。席は・・・一番後ろで窓際から二番目の席だ」

青「はい」

先「みんな仲良くするように!」

全『はぁい』

先「それじゃー授業を始める」

私は、窓のすぐ近くの席だから、授業の合間などに空を眺めてる。
今日の空はすごく澄んでいて、すごく・・・

青「綺麗だ」

早「えっ!」

青「空が澄んでいて」

早「そ、そうだね」

ビックリした・・・
心を読まれたのかと思った。
にしても・・・

早「あの~・・・近いんですけど」

青「えっ、あぁごめん。空が見たくてつい」

早「空好きなの?」

青「あぁ。特に星が沢山みえる時とか、雪が降ってる時とか」

早「うそっ!私も!」

青「そう」

この人、話してみると意外と共通点がある。
でも、クールすぎて話にくい(汗)
まぁ、いいか。