"今日の午後2時の便よ!今から行けば間に合う!!"

「お願い…柴崎…待ってて!」


時計をみると1時50分だった。


タクシーを拾い、私は空港へ向かった。


「柴崎!!柴崎!!」

叫んで柴崎を探す。今、1時58分。


「羅守!!」


そこには梨羽がいた。


「なんで今頃くるのよ!たった今さっき飛行機に乗ったのよ!」


う…そ…。


私は座り込んだ。


柴崎…最後に会いたかった。

こんな私を許して…。