目が覚めると。
私は、夢だったことを思い知らされる。
はぁ。

リアルな夢だったな…。
と思っていると。


近くに人影が感じ、横を振り向くと…。そこには沖田さんが、座っていた。



「よく眠れた?」

「はい…。夢を見ました。」
しかし、沖田さんは心配そうに、こちらを見る。


「そっか…。でも、どうして泣いているの?」


えっ。
私は、顔に触れてみると、確かに濡れていた。

夢のせいかな…。


「ちょっと、怖い夢を見て。」
私がそう言うと、そう。と言って、それ以上は尋ねてこなかった。