なかなか見つからない。
僕はいつの間にか、走っていた。

その時、
向こうの方に、人がたまっている。


まさかと思い、人を潜り抜け見てみると。。



そこには…、
真っ赤に体が染まり、いつもとは違う静乃ちゃんの姿があった。


僕は息を飲んだ…。


まるで、別人のようだ。
叫んでも、こっちを振り向こうともしない。


静乃ちゃんの前には、怯えきっている浪士が数人いた。


…………………。
笑ってる。