まるで、邪魔者が消えた。と喜ぶように…


「斎藤。しばらく、アイツの監視を頼む。」

「副長、承知した。」



そろそろお開きにするかと言う原田さんの声に、それぞれ立ち上がる。



沖田さんは、襖に手をかける。



ヒュー


「「!!!!!!!!??」」


何やら、中庭に誰かがいる気配がした。


急いで開ける。


そこには、人影が見えた。



ちょうど月が雲に隠れて、はっきりとは顔は見えない。



「何者だっ!」



そう土方さんの叫ぶ声が聞こえる。