が。 静乃は歳が違う。 まだ幼い子供だ。混乱するのも無理はない。 「今、静乃を狙っている奴らがいるんだ。」 『私を?なんで、何も悪いことしてないのに…。』 「純血の鬼での女鬼は大事な存在なんだ。」 なるべく深く話たくはない。 だからなるべく、簡単に説明していた。 「安心しろ。静乃は俺が守るから!」 『…………ぅん。』 見るからに、理解はあまりできていないだろう。