「静乃…。ちょっとお話しよっか?」

俺は、まだ幼い静乃に全てを告げる決意をした。


理解できないことは、百も承知だ。

『うん!分かった♪ぢゃ、お花畑行こっ?』


何も知らない静乃は、そう俺に笑顔を向ける。

「ああ。行こう。」


母さんに出掛けると継げ、俺たちは出掛けた。



真実を伝えに………。

静乃はこれから、過酷な運命になってしまうかもしれない。



それでも、いつでも俺はお前の味方だよ。


ノコノコ前を歩く静乃を見てそう決意した。