「良かろう。その代わり、後には戻れんぞ。」 その言葉に違和感を感じたが、私は大きく首を縦にふった。 「今から話すことは事実だ。」 そう、立花さんは話初める。 まだ外暗く、薄気味悪い色に雲がかかっているのが見える。 私は、何も知らなかったのかもしれない。 この話が、 私を狂わせるなんて…