「行くぞ。」

そう一言いうと、金髪の男は私を軽々抱え、屋根から降りた。

めっちゃ恥ずかしんだけど……。


「おろしてっ!!!!」

「黙れ。本当、うるさい女だな。あの頃が懐かしく思うぞ。」


なんなのよコイツー。

あの時もそうだったけど、まるで昔の私を知ってるかのように話す。


初め会ったときから、何か懐かしい気持ちはしたけど……

何か関係があるのかな?



私は、抱えられていることを忘れ考えていた。

その姿を笑われていたとも知らずに…。