「紗枝ちゃんは、何でそんなにも総司が好きなんだ?」
「何から何まで完璧じゃないですか…!」
「ふーん。でもよ、総司の奴。女に興味ないらしいぞ」
やっぱり、そうなんだ。
確かに………
皆で島原に行っても、無関心だったな。
「私が必ず落とします!ふふ//」
「まぁ、頑張れよ」
その後も、紗枝の自慢気な会話がたくさん聞こえた。
私は、聞いていくうちに胸が張り裂けそうになった。
はぁ………。
これが嫉妬?
私。
紗枝に嫉妬してるんだ。
なんか、思っていたより辛いなっ
聞くのも辛くなった私は、その場を後にした。
そう。
紗枝が笑っているとも知らずに………