「総司とあんたには、あいつらのことを話してもらう。」

『……はい』


土方さんに、返事をすると。
屯所に向かって歩きだした。


まだ、辺りは暗く。
不気味な雰囲気だ…


まるで、あの池田屋のときのように。

怖い…


あの時の恐怖を、思い出してしまった。

その時、
誰かが私の手をつかんだ。