沈黙が続くと、
今まで静かにしていた、もう一人の人が前に出た。


「立花さん、長いは無用です。時期に…」


何やら、話しているようだ。

あまり聞こえないけど…



少したつと、舌打ちが聞こえ。

再びこちらを向いた。


「……静乃。また会おう。」


そう言った瞬間、強い風が吹いた。


思わず、顔を下に向ける。


風がやんだと思い、
顔を上げると、もうそこには彼らの姿は無かった。


「あいつは、いったい何なんだ。」

「兄とか言ってたよな?」


「いけすかない野郎だぜ。」



口々にに、疑問がでていた。