同じ時期辺りに、同期の子にも言われた
昇くんと付き合ってると思ってたって
どうしてそうなる。
そう聞くと、遊ちゃんの部屋に入れるのは、私だけで、2人で部屋にいる時もあるんでしょ?と言われた
確かに、そうだけど...
そもそも、昇くんは私をどう思っているのか。
前に兄弟みたい。と、言われたことあったっけ
あと、毎回ご飯作ってくれるお母さんとか、食べ物を譲る時の言い方がおばあちゃんみたいとか
...=家族。なのだろうと私は思っているけど
気になるけど、聞けるはずもなくて
一人部屋で考えていた
そして、久々の2連休
たまたま、1日だけ遊ちゃんと休みがかぶったので、2週間ぶりくらいに遊ちゃんの部屋に向かった
チャイムを押し、扉が開いていたので、勝手に侵入してやった
どうせ、ガンガンで音楽聞いてて、チャイムなんて聞こえてないだろうしね
「おお!なーちゃん久しぶり~」
そう言って、音楽にのりながら私に気づく、2人
近所迷惑にも程があるよ?この音量。
「そう言えば、夜ご飯を食べようか」
遊ちゃんがそう言うと、昇くんが動く
今日は手ぶらな私
私の目の前には、筑前煮とカロリーゼロ?なご飯、プラスよくわからない豆
まさかの遊ちゃんの部屋でご飯をもてなされるとは。
唖然とする私を見て、まあ喰いなと私に箸を渡す昇くん
「普通においしい」
そう言うと、昇くんは自慢げな顔をするから、てっきり昇くんが作ったのかと思ったが
「そりゃ、お惣菜を温めただけだから」
その言葉で、私の肩はガクッと下がった
「うちらが、こんなうまいもん作れるわけないっしょ。なーちゃんじゃないんだから」
遊ちゃんは、笑いながら黙々と食べ続けている
...こういっちゃなんだけど、確かに。と思ってしまった