その次の日。
まだクラスのメンバーのことはよくしらない。
そのなかで昨日見覚えのある顔を発見した。
自分のクラスに 彼がいることを知った。

あんなに人がいたのに なぜかすぐみつけられた。

みんな彼のことを たっくん と呼んでいた。
だから わたしもそうよぶことにした。


わたしのななめうしろの席に サッカー部の優斗がいた。
女好きでほんとにテンションの高いヤツ 笑


授業が終わると毎時間 たっくんは

「ゆうとー♫」と言って 優斗のところに来て わたしもよく一緒に話していた。

そんな時 ふと たっくんに言われた。

「お前 部活の時とテンション違うな 笑」

「は 一緒だし なにいってんの 笑」



そんなやりとりをいつも続けて 毎日話すようになり
たっくんのことを気になり始めてる自分がいた。



わたしは隣の席の高橋に聞いてみた。

「もし うちがたっくんのことすきになったら どーする???」

「えー 別にいいんじゃない 応援するし 笑」


ふーん。
そっか。

最初は そんな軽い感じでしか考えていなかった。
このあと たっくんと初めての経験をたくさんするとは思ってもいなかった。


ただのクラスメイト。
そこから 特別な存在へと変わっていたのはいつからだろう。