重い足取りで 学校へ 自分のクラスへと 足を踏み出す。


いつも朝一緒に学校行ってる瑞穂に、昨日の話をしてみる。
もちろん 興奮しまくり。

そんな話をしていると、学校にはすぐに着いてしまいクラスの違う瑞穂とはここでお別れ。

「結愛 頑張るんだよっ」

そう言って、瑞穂は自分の教室に入って行った。


あー 気まずすぎる。
どうしたらいいんだ。

わたしが教室の前で立ち止まっていると、悠実が気づいて手招きしてくれた。

「結愛 おはよー」


その声に、少し安心した。
しかし 同時にその声に反応したたっくんの姿も一緒に視界に入ってくる。


気を利かせてくれたのか、昨日のことをすべて知っている悠実はわたしをたっくんのところまで連れて行ってくれる。



「あ おは・・・よ」

「おは・・・よ おっす」

「今日 普通に接するからね???」

「うん それは全然いいけど 笑」


明らかに、以前と同じようになんて話せるわけがない。



先生が教室に入ってきた。


「じゃあ みんな バスに荷物持って乗ってね はやくー」

その声でぞろぞろと移動を始めるクラスメンバー。
わたしも悠里と一緒に、バスへと向かった。


今日は秋の一日総合の日。
校外学習というものだ。


わたしたちのクラスは、牛乳工場 その後 公園でお昼 神社 アイスづくり体験 の
超楽しい日程が一日待っている。


最初にバスが向かっているのは、牛乳工場。
毎年 この学校の人たちは行ってるみたい。


悠里といろんなことを話していると、バスはすぐに目的地へとわたしたちわ運んでくれる。

牛乳工場到着っ。

最初に工場見学。
たくさんの牛 たくさんの機械から製造されていく牛乳。
みんな テンションが上がりっぱなしだ。

「あー 超楽しかったね 悠里っ」

ひととおり見回った後、次は説明会みたいなものがあるそうでわたしたちは講堂へと呼ばれた