《送信完了》の文字を見て、一気に肩の力が抜けた。


目を閉じて、考えるのは陽雄の事。


ねぇ陽雄…あたし、どこが駄目だったのかな?

陽雄は、どうしてあたしと付き合ったのかな?

あたしは、どうしたら良かったのかな?



涙が後から後から溢れて、泣き叫ばずには居られなかった。


「…陽雄っ…陽雄っ…!」


本当は、陽雄の顔を見ながら、呼びたかった。


「…っ好き…好きなのに…」


本当は、笑って、笑いかけて、陽雄に伝えたかった。


それで陽雄も、笑って、『好きだよ』って……。