今でも南を思い出さない日はない。 毎日毎日、夢にまで現れて俺の名前を呼ぶ。 『勇人……』 そのたびに、俺は懸命にお前の名前を呼び返す。 『南、南っ!』 微笑んでる南と違って、俺の顔は多分すげぇ必死になってる。