閉まるドアの音と同時にカーテンが開いた



それでも窓のほうを眺めていた



「莉子・・・。」



二人が並んで立っている。



見たくない。



なんで?



ジュース一緒に買いに行けばよかったじゃん



「ごめんね・・・私、最低なこと。」



秋菜が・・・泣いてる



あんなに強気だった秋菜が



私の手を握って泣いてる。