やめてよ。



片方の腕で強く握り締め



血が出てきた。



でも、痛みを感じない



なんで。



暗いからか、みんなは気づいてない



生暖かい血が流れ出ていく。



「ごめん。二人きりにさせてくれない。」



やめて。春希・・・。



「わかった。」



いや。



皆が出て行ったのを確認した春希は



私にそっとキスをした。