「あのねー、難しかった」



「だよな、莉子にはまだ早かったかー」



「なんか春さ、莉子の兄ちゃんみたいだな」



彼方が焼き鳥を食べながら



私たちを交互に見る



「そうだよー!莉子は春希の妹だもんねー?」



足をバタバタさせながら



春希を見る



「動くなって、むすべないだろ?」



「ごめんなさい・・・」



「ほらほら、莉子が落ち込んだぞ春。」



「はいはい。」