「別に・・・」



「別にって?」



自分でもよく分からない・・・



自分でも・・・よく、分からないんだ・・・。



「でも、莉子には春希という彼氏が

居るもんね?」



場の空気を和ませようとしている



秋菜の一言で、



さらに場の空気が一瞬で冷たくなった。



「え?なんで、そんな不安そうな顔してるの?」



「つきましたー!」



ちょうどスタッフが車に入ってきた。