「っ……ばか…。」 「隼人のばかあああ!!!」 私は大声で叫んでしまった。 それに気づいた隼人は、目を見開いて私を見た。 「空っ!!!」 隼人が私の名前を久しぶりに読んだんだ。 胸が苦しくなった。 だけど――――…… 私は必至で走って、体育祭最中にもかかわらず 家に帰って部屋に閉じこもって泣いたんだ。