僕はただただ杏里を見つめることしかできなかった。 「目あかないかな?おーいひらけゴマっ!」 あかなかった。ましてや返事もしない。 この僕に逆らったらどうなるか・・・。 「あ~僕に逆らったらどうなるかわかるよね 杏里?」 相変わらず返事はない。 眠っているように目を閉じているだけ。 「そんなに逆らうんだったら、一生僕から離れられないよ? てか離れさせないから」