「あのさぁ」

「何??」

「これ、一緒に行かない?」

彼が差し出したのは1枚のポスター。

ピカピカ光る楽器達。

知らないものから知っているものまで、
たくさんあった。
小さいころに歌を習っていただけだったけど、
前から楽器を始めることは夢だった。
だから大智が誘ってくれたことがすごくうれしくて。

「うわぁ!!楽しそうだねっ♪」

「だろ?優奈さ、こーゆーの好き??」

「好き!!でも、楽器とかやったことなくて...」

「マジ!?俺、トロンボーンやってるんだ!!」

「えっ!?初耳だよーー!!」

「だよなwwそういうキャラじゃないしなぁ」

「カッコいいよねー!!私も、何かやりたいなぁ...」

「マジで?俺、超嬉しいんですけど。」