「おはよ、優奈。」

気づけば、あさ。
小鳥の声と、大智の声でおきた私は、
もう夢のことをうっすらとしか覚えていなかった。
覚えていなかったんじゃなくて、
覚えなかったと思う。

「うわ!! 」

「どうした?」

「汗、はんぱないねーー!!」

「マジだわwwすげーな、おれら。」

「どういう意味??」

「え...??激し..

「まってぇ!!言う??フツーー」

「あ、わりぃ。」

「あははっ!!まあ、それ、事実だけどっ!!」

大智が、脱ぎ捨ててある優奈の服をもってきた。
にっこり微笑むと、私の唇にそっとキスをした。

そのぬくもりが、愛しい。

もう一度、してほしい。

だから今度は自分から。

「すき、大智。」

大智。
幸せ、私。