「そら?」
「な、なに?」
「座りなよ」


ビクビクと振り返った先にあったヒナの笑顔が、大丈夫だよと言っているような気がして、少し怖いとゆう気持ちが和らいだ。


ゆっくりとヒナの隣に腰を下ろす。


あ、やっぱりすごいフカフカ。


「ねぇ、ヒナ」
「んー?」
「レッド、チェーンって…」


ずっとモヤモヤしていた言葉を言った次の瞬間、ガチャッとあたしたちが入ってきた扉が音を立てて開いた。


急に開くものだから、驚いてヒナに抱きつく。