既にソファに座っているヒナ。


でも、こんなに場所にこんな庶民がいていいの!?


てゆーかもう、ほんとここ何!?



「そら、何飲む?」
「へ?」
「何がいー?紅茶とか?ジュース系?」
「えっと、ジュースで…」
「炭酸とかでいー?」
「それで…」
「りょうかーい」


ピョンッとソファから降りて、壁についている受話器を手に取る。


「炭酸系何か持ってきてくれる?よろしくー」


慣れた様子で淡々と注文らしき事をした。


「………」


…もうヤダ!ここ怖いっ!!


ヒナ背を向けて帰りたい気持ちをギュッと堪える。