さっきから疑問だらけの僕にサクラ先輩が説明をしてくれた。
「あのな~、任務ってのは、あたしら候補生が受けるスパイの課題みたいなもんだ。
簡単なときもあれば、難しいときもある。そして、時には危険も。
まぁ、今回のは簡単にできそうだから安心していいぞ。」
ニコニコしながら、サクラ先輩は説明してくれた。
「先輩、わかりました。だけど……
どこが安心できるんだよっっ!!
集団強姦とか潰すとか、危険ワードがいっぱいじゃないか!?」
僕の盛大なツッコミにハル先輩が口を挟む。
「まぁ、見てれば分かるさ。それより、聖奈。
三か条を忘れているぞ。」
「あぁっっ!!そうだった、忘れてた。ナイス!!英介。
秘密クラブ三か条。一度しか言わないからよ~く聞け。
『死ぬな、殺すな、バレるな』
簡単だろ?以上!!」
以上、だと?
オイオイチョットマッテクレ。
「危険すぎるだろおおおぉぉ!!!」