さっきからずっと、シクシク泣いている学園長。
そして、堪えかねたようにハル先輩が切り出した。
「で?ただ瑞稀を紹介するために俺たちを呼び出した訳じゃないんだろ?
また任務か。」
それを聞いたとたん、学園長はすくっと立ち上がり真面目な顔になった。
切り替えはやっ
「あぁ、そうだ。それでだが、今回の任務は、最近この辺りで起こっている集団強姦の犯人を上げろ。また、見つけ次第潰しても構わない。」
「「「「はいっっ」」」」
あの~、全くついて行けてないんですが………
「瑞稀君は初めてだから、今日は見学だけでいい。それではみんな、任せたぞ。検討を祈る。」
「ご心配無用。あたしらがきっちり任務のノウハウを瑞稀に叩き込んでやる。」
そうして、学園長はにっこり笑うと部室から出て行った。