軋むベッド。
シーツの擦れる音。
いつの間にこんなにたくましくなったのだろう。
幼さが残っていた顔立ちは、よく見ればその面影だけを残して大人っぽくなっている。
声も、前より低くなっている。
私を抱き締める体も胸板が厚くなっていて、心なしか身長も高くなっている気がする。
マジマジと、改めて颯平を見たのは久しぶりかもしれない。
「好きだよ」
囁きながら首筋を舌が這い、私の体を震わせる。
指先がなぞるように体に触れる。
ぎこちなくてたどたどしくて、そんなところが可愛くて。
「私も……好きだよ」
背中に腕を回して囁いた。
あっさり剥ぎ取られたジャージに露になる肌。
出したこともない声が漏れ、颯平の服も乱れていく。
すべてが恥ずかしくて顔を背けたくなる。
囁かれる言葉も、触れる指先も、落とされるキスも。
時間の感覚すら失うほど、神経が集中している。