でも私はわかっていた。





サタンは鬼神とタイマンするのが目的。





それ以外は私の仕事。





私はサタンに利用されていたのだ。





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私は学校でサタンの連絡を待っていた。





サタンの結果報告だ。





サタンは昨夜、
鬼神とタイマンをしにいった。





ブッブー





バイブが鳴った。





サタンからだ。





佐紀「もしもし」





サタン『…負けた』





佐紀「ま…負けた?サタンが?」





サタン『ああ…強かったよ』





佐紀「ケンカで負けたのですか?」





信じられない。





サタンが負けるだなんて。





サタン『ケンカじゃない。ケンカは勝った。だが…負けた』





佐紀「どういうことですか?」





サタン『会えば分かる』