周りを見渡すと楠木のヤンキーはほとんど倒れていた。
残っているのは、
闇神とモヒカンだけだ。
佐紀「闇神、諦めたらどうだ?」
闇神「人数で決めてはいけませんよ。あなたたちに負ける気はありませんよ」
すると闇神はフードを取る。
佐紀「!!!!!」
闇神の顔は悪魔のようだった。
右目は傷があり開かないようだ。
そしてなにより顔中に闇神には鼻が無かった。
闇神「驚きましたか?」
佐紀「かなり……」
するとグラウンドの周りを何かが取り囲んでいるのが気づいた。
鬼神「ヤバい!警察(サツ)だ!」
佐紀「……何で警察が!」
闇神「…………」
ベルモット「私殺ししてないはずだけど…」
ポッキー「ベルモットじゃないですよ」
警察は一気に私と鬼神の前に立つ。
と思ったら、
私達の前をすり抜け、
闇神の前に立った。
「八雲だな。殺人容疑で逮捕する」
闇神は警察官に手錠をかけられる。
殺人……?
モヒカンも手錠をかけられている。
佐紀「おい……殺人って」
闇神「安心しろ。ケイじゃありませんよ。雷神と風神の妹でもありませんから」
「ほらいくぞ」
闇神は警察に連れられ、
パトカーに乗り、
行ってしまった。
鬼神「何が起こってんだよ……」