「じゃ、外に移動しまーす!」



みんなで連れだって、肝試しの場所まで歩いていく。



着いたのは、岩場の裏手にある小高い山。



その中の道を、1周して戻ってくるコースだ。



前のペアが行ったら、その5分後に次のペアが出発っていうのを繰り返して、あたしと先輩の番が回ってきた。



「ここの道、マジで暗いから気をつけてね」


「は、はい」