「見て見て。ほら、がっつりいってるでしょ?」
ちらっと視線を送った先の村瀬先輩は、
串に刺さったお肉に豪快にかぶりついていた。
その周りの男子も、競うようにして大きな口を開けている。
水のスポーツはかなりの体力を使うし、きっとみんな、お腹がペコペコなんだろうな。
「口の周りにタレとかくっついてるし。なんか可愛いね」
ニヤニヤしている菜月ちゃんにうなずきながら様子を見ていると、
ふいにこっちへ顔を向けた先輩と視線がぶつかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…