「な、なんか気まずくなったね、家まで送るよ!」


結城くんが車のキーを持って立ち上がろうとした


あたしはその結城くんの腕を掴んだ


「咲羅?」


「いいよ」


「え?」


「付き合おう」


今、付き合ったら結城くんのこと好きになれるかもしれない


遥人を忘れられるかもしれない