「それ忘れ物じゃない?」


「え?」


振り返ると結城くんが座ってたところに黒い高そうな紙袋


「あたしのじゃないよ」


こんなの買ってないし


「一応、中見てみれば?」


ん、とりあえず見てみよう


…うわぁ!


中身はあたしが欲しがってたブランドのバッグ


「あたしが欲しがってたやつだぁ!」