あたしの家に着く


あたしを下ろした後、いつもみたいに頭を撫でてくれる


「じゃあな」


遥人があたしから離れていく


待って…


「遥人!」


「ん?」


行かないで…


「何でもないよ…」


好き、誰のものにもならないで


「彼女、早くつくりなよ!」


「おう!」


遥人は笑って答える


そして…単車に乗って手を振って帰って行った