「・・・・・・そうです」





自然に声が小さくなる

女のあたしから見ても可愛いのに

葵くんはこの子までも・・・・・とりこにしちゃうのかな






「ありがとうございます」





ぺこっとお辞儀をして少し笑った

やっぱり、どこまでも可愛い子っているよね

見とれちゃうくらい

羨ましいよ、本当に










「・・・・・・あれー?サヤカ、早いじゃん」




「俺らもう飲んじゃったよー」






階段のほうから聞こえた男の人達の声

あ、葵くんのお友達だってすぐわかった

やっぱ、類は友を呼ぶ、みたいな?

まぁ、そんな感じ