車が止まり、外を見ると
ドレスやスーツ、まるで上流階級のような恰好した人達がわらわらとパーティー会場に入っていく

「じゃあ姫南、ドレスに着替えてこい」


そう言ってパパは車を降りて身だしなみを整えている


「…はぁ、憂鬱だなぁ…」
「お嬢様、お着替え致しましょう」


メイド達が薄い水色のドレスを
手に持って迫ってくる


「ちょ、ちょ待ってぇぇぇぇぇえ!!!」