弘太side


ピンポーン♪


インターホンがなったから
玄関のドアを開けた


そこにいたのは…





「ハーイ☆」
「な…んで」







「沙紀…なんでここに…?」


沙紀。

昔付き合っていた彼女
そう元カノだ
コイツは、俺と付き合ってからすごくチャラくなった
だから別れた


「会いに来ちゃったっ☆」
「会いに来たって、俺には…」
「知ってる。彼女、いるんでしょ」
「じゃあなんで」
「親とケンカした。泊まるとこないから…いい?」
「はぁ?何いってんだよ」
「弘太ぁ?どうしたの?」

あまりにもデカい声出しちゃったから姫南が来た

「あ、いや何でもない」
「…そのコは?」
「私ィ親とケンカしてぇ今日寝泊まりするとこ無いのォ。だからぁ、今日泊めてくれない?」

沙紀が俺の腕の上から顔を出し
姫南にここに泊めて貰えるよう言っている

「…アナタ、誰ですか?」
「ぁたしはぁ…」



言うな!


姫南の悲しむ顔は、絶対に見たく無い