恋の楽しみ

次の日からサスケと学校に行くようにした。

「おはよーサスケ!」
少し落ち込んだ表情で言う私。

「おはよー元気ないな!」
頭を撫でるサスケ。

「元気だよ!」
いつものように明るく振る舞う。
「相変わらず可愛いな」
そしてもう一度頭を撫でる彼。

「今日もうちに来なよ!」
彼に声を掛けた。

「いいのか?」

「うん!
お姉ちゃんもお母さんサスケの事気に入っちゃったから。」

笑顔で答える私。

「おはよーアイル、サスケくん。相変わらず仲いいね!」

アミがいつものようにちゃかす。
「あまりちゃかさないでよ!」
照れながら言う私。

「おはよーアミ、アイル、サスケくん、松島くん!」
教室に入ってきたのはハルと勝利くんだった。

「おはよー!
そっちもアツアツだねぇ〜!」
再びちゃかすアミ。

「相変わらずあの3人クールで仲良いよねぇ〜!」

私たち3人は男子の話題で盛り上がっていた。

「ねぇ〜今日このメンバーで帰らない?」
言い出したのはアミ。

「いいねそうしよう。」

みんな賛成して一緒に帰ることにした。

「じゃー決まり!」

そして待ちに待った下校時刻。

私たちは約束通り一緒に帰った。
途中の分かれ道

「じゃっまたね〜」
仲良く帰るアミとハル。

「あれ〜?
サスケお前ってこっちの方だったのか?
一緒に帰ってないから全然知らなかった。」

勝利くんと松島くんが不思議に思ったのかサスケに聞いた。

すると彼は…

「俺、今日アイルん家に行くんだよ!」
嬉しそうにそれも自慢げに話す。
「なるほどそうだったのか!
羨ましいぜ!」

本当に羨ましがる2人。

「そんじゃっ!
俺たち、こっちだからまたな!」
走って帰る2人。

「俺たちも行くか!」

「うん!
今日みんなと帰れて楽しかったね!」

喜ぶ私を見て

「俺はやっぱ、お前と2人で帰る方が楽しいけどな!」

頭を撫でて笑顔を見せる彼。

「じゃー明日は2人で帰ろう!」
「バーか明日はじゃねーよ!
これからずっとだろう!」

その一言が私の心を揺れ動かした。
「そうだね、そうだよね!
これからずっとだよね!」
私と彼は手を繋いで家に向かった。