休み時間が始まって10分くらいがたったころ

翼と
翼の友達は
折り紙セットを抱え
教室に戻ってきた

さすがに九九のテストも終わっていて
教室には
秀才君な男子が本を読んだり
勉強したり…
そんな姿を見てるだけで頭が痛くなりそう…


あとは絵を描いたり
おしゃべりしている女子が数人いた



翼は自分の机を
友達の机とくっつけて
折り紙を
机の上に広げた



「なに折ろっかな-♪」

そうつぶやきながら
翼が折り紙の山の一番上にあった白い折り紙をとった










楽しいことは



楽しい時間は


早くすぎるっていうけれど




あまりにも早すぎないかなぁ…







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