「お前が止まったままなのは分かる。」


「…っ。」


「部長ー!」

誰かがサクト先輩を呼ぶ。


「…チッ。場所変えるぞ。」

先輩があたしの腕を掴む。


「え…ちょっと…片付け…。」

まだ食器を片付けていないあたし。


「おい。レム。

この食器片付けとけ。」


「んえ?あ、いいぞぉー。」

ちょちょちょ…

レム先輩に申し訳無い(汗)。


レム先輩に

お礼を言おうと思ったのに、

サクト先輩が腕を引く力が強くて、

結局言えなかった。


レム先輩、すみません…。