ベンチにマナ先輩を座らせる。


「ありがとう、ラル。」

マナ先輩は微笑みながらあたしに言う。

か…っ。


「え、あ。はい。」

可愛い…っ(//△//)。


マナ先輩…天使の微笑み…っ。


「おい。」

天使のパワー恐ろし…。

一瞬にして心奪われるよ。


「おい。ラル。」

あたしも男だったら…。

きっとこの笑顔に殺られたな。


《ガシッ》

ん、何か肩に違和感…(´・ω・`)?


「部長を無視とは…(怒)。

さっきから何度も呼んでいるんだが?」

あぁらまぁ…(ーー;)。


あたしの背後には

ご立腹のサクト先輩が。


「すみません。気づかなくて。

全く聞こえませんでした。」