―――約5分後。


《ガランガランッ》

あ、コレが鐘の音か?


「ぃよぉし。じゃあ2組目~♪」

レムに懐中電灯を渡された

2組目のペア。


「じゃあ行ってらっしゃい♪」

レムに見送られて2人も森の中に。


……なんっつー平和な肝だめしだ。


そう思ったのも束の間。


「「キャァァァアアアアッ!!!!!!」」

………。


「おい、今のマネージャー達の

声じゃねぇか?」

1人の男子部員が言った。


「うんうんっ!!聞こえた!!」

…確かに聞こえた。


シノと、甲斐沢の悲鳴。

ったく。

レムの奴…一体何仕掛けたんだよ。


「ハァッ…、ハァッ…。」

ざわついていたら、

シノ達が森から出てきた。


スゲー息切れてるし。