練習はあっという間に終わり、
今日の練習後の予定通りで。
「うっしゃぁーっ!!じゃあお楽しみ!
肝だめしはーじめーるよーっ!!」
レムはなんだってあんなに
テンションが高いのか。謎だ。
そう。これから肝だめしである。
夏の定番らしい…。
暗い所歩いて何が楽しいのか
俺には理解し難いモノがあるが。
「じゃあ2人1組な!
このクジ引いてーっ。」
クジとか…
どんだけ楽しみにしてたんだよ。
「はいじゃあーまず部長から!
サクー!クジ引けーっ!!」
「はぁ?」
うわ。何で俺から…。
「サクー。早くしろよー。
皆待ってんだからー。」
「…チッ。分かったっつーの。」
俺は渋々クジを引いた。
紙…じゃない…棒?
コレでいいか。
「おっ!!何番何番っ!?」