自信の持てた俺はどうしても彼女にお礼が言いたくて塾長さんに聞くと




「彼女はただ体験で来た子だからね
もう来ないと思うよ」




それでも彼女の名前を知りたかった俺は名前だけを聞いて周りの奴らに聞きまくった。




たが彼女に関する情報は何一つでてこなかった。




彼女の事を思い出せば思い出すほど俺はいつのまにか彼女の事を好きになっていた。




そんなこんなんで俺が高校に入学したある日の事だった。




「奥田、お前ってやつはなんでこんなに遅刻すんだ？
俺は初めてのだぞ？こんなに遅刻するやつは」




奥田！？



「あはは、ごめんなさい」




「俺は何回お前のごめんなさいを聞く事になるだろうか」




俺はついに彼女を見つける事ができた。




そう、彼女の名前は奥田羅奈。